せんしゃの、なんでも雑記

「三日坊主」で終わった時は炎上させて下さい

ボカロPになりたい?楽譜読めない!楽器弾けない!自分でもボカ曲は作れるよ!

そう。パソコンならね。

 

はい。すいません。

そうです。要するに、DTM(デスクトップ・ミュージック)で楽曲を作るわけなんですが、最初に申し上げておきたいことがあります。

 

楽器弾けなくても、楽譜が読めなくても、パソコンのソフト上で、音符をポチっと埋めていく「打ち込み」という作業をすれば、音楽が作れるんです。

(そんなの知ってるよ!という方、作って楽曲を公開されている方。ごめんなさい、今回の話が蛇足でしかないです)

 

自分は音楽に関する知識(音楽理論、作曲技法、進行に関する知識、楽譜・楽器に関するスキル)等が全くありませんが、現状、それでも音楽が作れてます!!

 

「打ち込み」という苦行

ただしですね、この「打ち込み」式作曲、制作にとても時間が掛かるので非常に面倒くさいのです。

弾ける人ならおそらく、録音機材かもしくはDAW(音楽制作ソフト)のREC◉ボタンを回して、サーッと十数秒で弾けてしまうような16小節32小節。

これがなんと、打ち込みですと、こだわり方によっては10分、20分、30分でも無限に時間をかけられます(かかります)!ファアアアア

 

しかしながら、俺こと、せんしゃの独自作曲法(砲)を用いれば若干は効率的に音楽が生成できるかも…しれません…。(自信ない)

 

①一度打ち込んだベースライン、ピアノのライン、ドラムのリズム。ひたすら使いまわす。


【GUMI】幻想図書館【オリジナル】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

 

自分にとっても一番思いれ深い楽曲「幻想図書館」ですが、こいつ、実は相当な「ズボラ楽曲」です。(是非とも聴きながら読んで下さい!)

 

正に、歌詞を聴かせるためだけに急遽生成された「決戦用兵器」と言えましょう( ー`дー´)キリッ

 

最初にはじまるテレテレ~♪のピアノの旋律。これ、ラスサビまで使ってますからね。

リフレイン的な技法と言うと聴こえが大変宜しいのですが、その当時は簡略化することしか考えてませんでした。スミマセン。

そしてベースライン。すべてベタ打ち!!もう、ベタ打ちしかしてない!!!

 

 

②あくまでも基本に忠実。鉄則を破るべからず。

 

 最初→Aメロ→Bメロ→(アドオンのメロ)→サビ→(間奏)→二番へ…

この流れ、リスナーに凄くわかりやすいように作っているつもりです。

やたらと食い気味にベースが入る進行、スタッカートが効いたビート、ピアノのリズムが独特、というものを徹底的に削ります。なぜか。

複雑になればなるほど、勿論楽曲がカッコイイんですが、打ち込みではかなり面倒だからです。

なので、出来る限り進行や旋律のリズムを複雑にしない!

 

鉄則→「わかりやすいものにする」

 

③音源は引き算で!

 

極力音源は足しません!

よくTwitterでは「自分の楽曲、今タイムラインにトラック50くらいあるぅ~」とか見たりしますが、俺としては理解不能です。

 →MIXがややこしくなるじゃん!もうこれに尽きるんです。

 

げんとしょ(幻想図書館)、トラック、全部通してもおそらく15も使ってません。

場所によってはベースとSEとGUMIちゃんの声しかないパートもあります。

つまり3トラック。

 

曲として破綻してると思っちゃったでしょ。いや、破綻しているといえばしているんです。しかし、曲を聴かせるというのとは別の目的があるので、なんとか破綻を免れているんです。④に続きます。

 

④楽曲の旋律そのものより、その音楽を通じた「ストーリー」に力を入れる。

 

早い話、楽曲の旋律に執着するより、自分の楽曲にストーリー性を持たせるのが手っ取り早くて良い、ということです。

なぜか。だって考えてみてくださいよ。どんなに苦労したところで、KZさんみたいなプロ的な音源には近づけません!(勿論近づく努力を怠ってはいけませんが…)

 

自分は楽曲制作するにあたって、音楽の旋律そのものよりも、その旋律に寄り添った楽曲のテーマ性、または歌詞を通じた「物語」をリスナーに届けたいと思って作っています。

そういった意味では、音楽は物語を届ける道具であると考えています。

(旋律を御座なりにしているわけではありません!!個人的な志向です!)

「音が楽しい、音楽自体を楽しむ」という感覚も勿論あります。凄く大事なことです。これがなければモチベーションも維持できません…(笑)。

 

しかし、それだけでは他にもっといい音色、いい進行、いい構成の音楽がありますので、自分の音源が無様に感じられるだけだ、と割りきって考えています。

 →要するに、既存の素晴らしい楽曲達との「差別化ポイント」が不明確なのです。自分らしさ、に言い換えてみてもいいかもしれません。

 

鉄則→「どこに差別化ポイントを設けるか」

 

ボカロPになりたい!という雑誌があるけども…

正直、打ち込みだけで作る意志があるならFLstudioがオススメです。

それでも極力、金は掛け過ぎず、「効率的に」をモットーに!

自分はFL以外使わないので…他にもっといいのがあるのかもですが…。

 

人気のボカロ曲、みんな曲のテーマにもエッジが効いてますよね。いろいろ分析してみると面白いですよ。

BPMが平均して160以上、とか、なんのコードなのか。とか。

 

もし、あまり伸びていない御方、自分を底辺のPだ、とか蔑まないで下さい。

まだ「差別化要素」がつかめてないだけでしょう。

 

スキルがなかろうと、これからPやりたいと意志に燃えている方、苦行だと思わず、「修行」に昇華させて、割りきってみてもいいかもです。